世界最大の太陽光発電企業LONGiが新事業部でグリーン水素市場に参入

ロンギグリーン水素太陽光発電市場

LONGi Green Energyは、世界で初期段階にあるグリーン水素市場を中心とした新しい事業部門の設立を確認した。

LONGiの創設者兼社長である李振国氏は、西安LONGi水素テクノロジー社と名付けられた事業部門の会長に名を連ねているが、この事業部門がグリーン水素市場のどの分野にサービスを提供するかについてはまだ確認されていない。

LONGiの産業研究ディレクターである白雲飛氏は、同社がWeChatで発表した声明の中で、太陽光発電の継続的なコスト削減が、ひいては電気分解コストの削減につながる機会を生み出していると述べた。2つの技術を組み合わせることで、グリーン水素生産の規模を「継続的に拡大」し、「世界各国の炭素削減・脱炭素化目標の実現を加速させる」ことができると白氏は述べた。

バイ氏は、世界的な推進によって電解装置と太陽光発電の両方に対する大きな需要が喚起されると指摘した。グリーン水素現在、世界の水素需要は年間約6,000万トンだが、これを生産するには1,500GW以上の太陽光発電が必要だと指摘した。

白氏は、重工業の大幅な脱炭素化を実現するだけでなく、水素がエネルギー貯蔵技術として機能する可能性も称賛した。

「エネルギー貯蔵媒体として、水素はリチウム電池エネルギー貯蔵よりも高いエネルギー密度を有しており、数日、数週間、あるいは数ヶ月にわたる長期エネルギー貯蔵手段として非常に適しており、太陽光発電で発生する昼間の不均衡や季節的な不均衡を解決し、太陽光発電エネルギー貯蔵が将来の電力の究極のソリューションとなるだろう」と白氏は述べた。

白氏はまた、政府と業界団体が同様にグリーン水素プロジェクトを支援しており、グリーン水素に対する政治的、産業界の支援にも言及した。


投稿日時: 2021年3月9日

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